月一コラム第三弾!令和2年2月号

あっというまに2月となりました。皆様、お元気に過ごされていますでしょうか?

1月20日(月)より第201回通常国会が始まりました。通常国会は6月17日(水)までの150日間が予定されています。今国会での現時点での最大の論点は、新型コロナウイルス感染症対策です。中国では日々刻々と死亡者数が増加しています。一方で、現時点(2月12日)で日本国内での死亡者数は0です。時間軸が違うのでこれから先のことは何とも言えませんが、日本の医療レベルの高さが、これまで日本国内で死亡者を出していない大きな要因であると想像します。ただ、感染者数は増えてきているので、ここからの対策が重要です。特に、日本国内での感染者数が今より増えれば、「水際作戦」からの転換も必要かと考えます。

感染者数が一定以上になれば、感染者全員を入院させることが難しくなってきます。
「重症者は入院、軽症者は自宅待機」とするのが現実的な対策になるかと思いますが、その時に必要なことは、疑わしい症状を持つ患者さんの検査を、できるだけ多くの医療機関で行うことができる体制作りです。今は、検査を受けることができる患者さんの「条件」が厳しすぎて、またその検査も保健所を通じてしかできないので、多くの新型コロナウイルス感染症の患者さんを見逃している可能性が高いと考えます。

政府は「簡易検査キット」の開発にこだわっていますが、「簡易検査キット」でなくても、現在行われている*PCR検査は全国の民間検査会社でも十分に行うことが可能です。
ひとりでも多くの患者さんの検査が可能な体制づくりを政府には是非、行ってもらいたいですし、私もそれが実現できるよう、政府に強く要請してまいります。

令和2年2月12日

梅村聡拝

*PCR検査とは
遺伝子はそのままでは目で見ることはできません。しかし人工的に、増やしたい部分だけを増やすことができるようになり、特別な装置を使えば目で検出することが可能になりました。遺伝子増幅技術の代表的なものがPCR法です。

PCR法は、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。増えたDNAを染め出す特殊な装置に入れる事で、増えた遺伝子を目で確認する事ができます。検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”と判定されます。しかし、検体の中に遺伝子がなければ増えないので、目で確認することはできず、 “陰性”と判定されます。
(http://www.biseibutu.co.jp/tabid/148/Default.aspx 日本微生物研究所より引用)